2011年まとめ

2011年まとめ
1月
チュニジア・ジャスミン革命/エジプト反体制デモ拡大/イエメン反政府デモ/ヨルダン反政府デモ/アメリカ民主党下院議員への銃撃事件/インド大寒波/オーストラリア大洪水/スリランカ大洪水/韓国口蹄疫発生/世界華人保釣連盟結成/和田勉死去
2月
ムバーラク大統領辞任/ニュージーランド大地震発生/タイ・カンボジア国境紛争/永田洋子死去/ゲイリー・ムーア死去/
3月
東日本大震災発生/国連決議でリビアへの軍事介入容認/エリザベス・テイラー死去
4月
福島第一原発国際評価引き上げ/カストロ前議長共産党第一書記を退任/南北戦争150周年/出崎統死去
5月
ウサーマ・ビンラーディン暗殺/団鬼六死去/中村光毅死去/長門裕之死去
6月
チリ火山噴火/FIFA女子ワールドカップ/川上とも子死去
7月
南スーダン分離独立/ノルウェーオスロテロ事件/スペースシャトル全機退役/小松左京死去/オットー・フォン・ハプスブルク死去/原田芳雄死去
8月
9月
ウォール街占拠デモ
10月
タイ大水害発生/トルコ大地震発生/カダフィ大佐死亡
11月
ギリシャ、パパンドレウ内閣信認/ベルルスコーニ首相辞任/APEC、ASEAN首脳会議/立川談志死去
12月
金正日総書記死去/ロシア下院選/荒木伸吾死去/冬柴鐵三死去/柳宗理死去

2011年こんな本読んだ(今年の10冊)
今年発売の、ではなく再読含めて今年読んだ中でのお勧め本。


「秘録 東京裁判」清瀬一郎著
改めて戦争を考える際、極東軍事裁判とは何だったのか、の補助線になる一冊。

右に傾くとはどういうことか (1984年)
「右に傾くとはどういうことか」須藤久著
左翼からの転向右翼である同氏の著作。左翼運動の問題点や、同氏が「右翼とは文字を手にすることが出来なかった被差別人民の前衛なのである」と宣言する経緯の一つでもある部落問題なども、現場に身を投じたからこその言葉で描かれている。

「新左翼運動の論点」戦旗社 高山亨著
Amazon取扱なし。1989年の書であるが、前掲書を読んだ後に読むと非常に味わい深い。ある意味では「何故国民的動員ができないのか」という点を如実に表しているとも言えるので、一読の価値あり。

ネオナチ―若き極右リーダーの告白
「ネオナチ 若き極右リーダーの告白」インゴ・エッセルバッハ著、野村志乃婦訳
ネオナチで一員として積極的役割を果たし、またそこから決別を果たした同氏の著。「より正しき世界をめざして闘う理想主義者」であると自認し、「不当で圧倒的な国家暴力の犠牲者」であると思い込み、憎悪と暴力に浸かった同氏が「外国人やパンクスにふるわれる暴力は不当だ」と考え、ネオナチとの決別を果たす。ネオナチ入りから決別までの行動・心情を自らの体験で描いた貴重な書。


「理想郷としての第三帝国」ヨースト・ヘルマント著、識名章喜訳
ドイツ統一期からビスマルク時代を経て第三帝国に至るまでの、未来小説・ユートピア小説などの娯楽小説200点余りから分析されたナチズムが提示したユートピアとは何か(またナチズムがユートピアを必ずしも全面的には容認せず、時に抑圧したそれは何か)を示した書。「現実の社会的な不都合を隠蔽するために「国民国家のアイデンティティ」への渇望を利用したがる政治家に、つけいる隙を与えかねないだろう」という現状分析(ドイツの、だが)を本邦に照らした時、本書の持つ意味合いはグッと重くなるように思える。


「韓国併合」100年を問う 『思想』特集・関係資料 趙景達・李成市・宮嶋博史・和田春樹編
日韓併合100年となった2010年の国際シンポジウム関連で、主に思想関連をまとめたもの。半島そのものだけでなく、関東大震災における、いわゆる「朝鮮人暴動」という誤認・拡散の発生経緯などもまとめられている。史学的側面が中心ではあるが、政治的評価の側面も持つため、読解には十分な留意が必要なものではあるが、実態を資料を基に紐解いているものも多く、参照に値する一冊。


「植民地期朝鮮の歴史教育」国分麻里著
併合時代を中心に、半島における「歴史教育」がどのような実態であったのかをまとめた書。当時の実態を知る上での貴重な書であるだけでなく、現在において「歴史教育はどうあるべきか」を考える上で、非常に参考になる一冊。


「選挙演説の言語学」東照二著
海外の名演説の解説が多い中で、本書は2009年のいわゆる「政権交代選挙」を中心に、誰が何をどのように語ったのか、それはどのような意味を持っていたのか、を「言語学」の分野で分析した書。リポート・トークとラポート・トークの違いを知る上でも読み易い一冊。当然鳩山氏が当時何を語ったか、も収められている。


「原発と原爆 「核」の戦後精神史」川村湊著
広島・長崎への原爆投下から現代に至るまで、様々な作品を引き合いに、その時代に「核」がどう捉えられてきたか、を明らかにした書。ゴジラ、鉄腕アトムから吉本隆明、広瀬隆、さらに風の谷のナウシカからAKIRAまで、引き合いに出される作品・著名人は多いが、簡潔にまとめられている。主に反、または脱原発を標榜する人にこそ読んで欲しい一冊。


「夜の鼓動にふれる 戦争論講義」西谷修著
戦争とは何であるのか、を哲学的考察を中心にまとめたもの。核兵器やアウシュビッツも考察の対象であり、これも今だからこそ再読をお勧めしたい一冊。自分は主として特攻隊論考を書く際に傍照したが、戦争における「死」という点で、靖国神社とは何か、を考える際にも参考になると思われる。

というわけで、2011年のまとめ、でした。
良いお年を。

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